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2024年5月 循環経済新聞の取材を受けました。

2024年5月20日発行の新聞に記事が掲載されました。

 
 
 

 

ジ・ユー プラント設計や独自装置の開発

事業の悩みに合わせた解決方法を模索

プラントの設計や装置開発を行うジ・ユー(埼玉県久喜市、土田靖祐社長、☎︎0480・85・8855)は、廃プラスチック類再資源化プランとの設計や破袋機・選別機などを開発する事業を営んでいる。彩源(本社・埼玉県深谷市)の飲料容器再資源化プラントの設計・施工をはじめとした、再資源化事業者からの依頼を多く受けており、独自性や事業への適応性などを評価されている。
同社は、顧客の要望に合わせてプラントを設計し、さまざまな企業の装置を組み合わせて求められている機能を実現する。特殊な装置の組み込みや、限られたスペースでの施工と行った課題を抱えるなかでも顧客と打ち合わせを重ねて、プラントとしての最適解を数多く見つけてきた。必要な機能を既製品で用意できないときには装置を自作して組み込むことも多く、試行錯誤と調整を繰り返して顧客の理想に近づけながら装置を仕上げる。本社構内には製作工場を構えており、プラント製作に必要な機器の用意は自社内で行える。さらに、設計した装置や部品の図面から試作品などをすぐに制作できるという開発・試作のスピード感を大きな強みとする。また、特殊工具の自作や、自社所有のユニック車・クレーン車を使った機械配置も可能なため、幅広い要望に対応する。自社開発の装置については、飲料容器菜資源プラントに組み込んだ風力選別機は風の滞留を活用したことで、的確に軽量プラスチックを選別できたり、破袋機は中身を潰さずに袋を破れたりする機能が好評を得ている。また、プラントに組み込む場合にも搬出口の応用などが利きやすく、今後の拡張やカスタマイズを見据えた造りにすることも可能だ。
専務取締役の土田俊哉氏は「当社が開発した装置は、依頼者による『こういった機能が欲しい』という要望に応えるように制作したものばかりで、顧客が処理する物や必要な機能をヒヤリングしたうえで入念な調整を重ねて出来上がっている。業界の知識は異なる場所で発展性を見せることもあり、当社はより多くの事業者が悩んでいる課題に解決できるような製品を開発したいと考えているため、ぜひ多くの事業者から話を聞いてみたい」と述べている。
(循環経済新聞 令和6年5月20日発行 より)